Windows10の1607が公開されましたが、Windows Updateで落ちてくる気配がなかったので、VMWare Fusionで使っているWindows10環境を手動でアップデートしたところ、VMWareのファイル共有が効かなくなりました。
Windowsに限らず、VMWareを使っていると時々あることで、そういう場合は何らかの原因でVMWare Toolsがちゃんと動いていないケースがほとんどですので、VMWare Toolsを再インストールとかしてみれば大丈夫なんですが、今回それではダメでした。
ちょっと調べてみたら、共有フォルダが使えなくなる原因は下記の理由みたいです。
3. Re: Shared Folders - Windows 10 upgrade from 15.11.
この書き込み自体は去年末のWindows10-1511のアップデートの時にされたものですが、内容としては「Windowsのアップデートによって、ネットワーク関連のレジストリ設定から、VMWareのファイル共有プロトコルが消えてしまう」ことにあるみたいなので、もしかしたら今回も同じかも知れないと思って、確認してみましたら、確かにvmhgfsというのが無い状態でした。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\NetworkProvider\Order
Name: ProviderOrder
Type: REG_SZ
Data: "RDPNP, LanmanWorkstation,webclient"
Modify to:
Data: "vmhgfs,RDPNP, LanmanWorkstation,webclient"
ということで、先頭にvmhgfsを追加したらすぐに反映されるようになりました。 レジストリ操作にありがちな、再起動/ログオフなどは不要です。 VMWare Toolsの再インストールも不要です。
この書き込みの人は、この共有ファイル機能を担当している開発者みたいで、そりゃもうどんぴしゃな答えですよね。
まとめ
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\NetworkProvider\Order
- ProviderOrderの値に”vmhgfs”が無ければ、それを先頭に追加する。
- 再起動やログオフ不要、すぐに反映される。
- VMWare Toolsの再インストールなども不要。